JAWS FESTA 2024 in 広島 に参加してきた
2024年10月12日、広島大学で開催された JAWS FESTA 2024 in 広島 に参加する機会がありましたので、その様子をご紹介します。
現地入り
特大荷物スペースを予約した新幹線で東広島駅まで輪行。
西条駅近くの宿で一泊し、広島大学キャンパスに向かいました。
キーノート
現役の広島県知事、湯﨑氏によるキーノートが行われました。
事前情報の確認を怠っていたこともあり、現役の知事がコミュニティイベントに登壇されたことに驚きました。
ひろしまAIサンドボックスや広島AIラボの取り組み、失敗を恐れずチャレンジする姿勢についての話は、これまで居住地の知事を消去法でしか選べていなかった自分にとって、興味深い内容を伺うことができました。
キーノート:~AIで未来を切り開く~広島県におけるAI活用の取組
セッション
Amazon CloudWatchで小さく始めるWebサービスのオブザーバビリティ
株式会社エス・エム・エス、加我 貴志さんのセッションでした。
障害検出に特化した従来の監視のアプローチから、予測につなげるための手段としてのオブザーバビリティと、その手段としての CloudWatch の可能性について話がありました。
障害発生した後の事後確認手段として、CloudWatch のメトリクスに残された情報の価値については実感していましたが、異なる現場、立場からの視点、新しいヒントを得ることができた気がします。
AWSで実現するエレベータ遠隔監視システム 〜グローバルに広がる予防保全の革新〜
フジテック 勝部 俊介氏による、シンガポールの高層ビルのエレベータの遠隔監視を実現されたセッションでした。
遠隔地やコストの課題の取り込み方や、AWS IoT を始めとするマネージドサービス、データストアの選定など、広範囲をカバーされた実践的な内容でした。IoTプロジェクトの実際の課題と解決策について学ぶことができました。
サーバレスで挑むIoTプロジェクトの現実解
北海道ガス 小笠原 元気氏のセッションでした。
個人的には支援側の話を少し耳にする機会があった内容について、現場の実際の経験を聞くことができました。
DB、データストアの選定や、全てマネージドに寄せるのではなく、あえて自前運用を選択するケースなど、最前線の現場の判断基準や考え方を学ぶことができました。
AWS LambdaとAmazon SQSで「わかった気になれる」FreeRTOS入門
ソラコム 松下 享平氏、MAXさんのセッション。
縁遠い世界と思っていた FreeRTOS、組み込みOSの世界と、サーバレス、イベントドリブンの代表格のSQSの類似点について学びました。
SDK、CDK や、SQS自体を隠匿して使える仕組み、エコシステムの違いは多いと思いつつも、新しい技術に挑戦することの重要性を再認識しました。
自治体システム標準化とガバメントクラウド
東広島市 橋本 光太郎氏のセッションでした。
今回聞けたセッションの中では、普段話を聞く機会のない分野からの貴重な機会でした。
AWSを始めとするクラウドに長く関わってきた立場では見えていなかった世界について、現場の声を聞くことができ、公共セクターにおけるクラウド活用の課題と可能性について新たな視点を得ることができました。
閉会式
集合写真
JAWS DAYS 2025告知
2025年3月1日、池袋で開催決定の告知がありました。
まとめ
JAWS FESTAへの参加は、2013年の京セラドーム、2018年の吹田のサッカースタジアムに続く5年ぶりでしたが、とても刺激的で有意義なオフラインイベントとなりました。
様々な分野の最新の取り組みや課題、解決策について学ぶことができ、新たな視点や知識を得ることができました。このような貴重な機会を提供してくださった関係者の皆様に感謝したいと思います。